容疑者Xの献身

話題の映画をようやく観にいってきた。

原作も読んでいなかったので、話題作だしとても楽しみにしていた。

ストーリーも楽しめたし、キャストもはまり役だったしで、期待通り満足の映画だった。

この映画は、なぜか個々の俳優さんの演技にすごく眼がいった。

まず、堤真一。こういう演技もするんだぁと最初はかなり意外だったけれど、見終わるころにはすっかり惹きこまれていた。

福山雅治は、キャラがうまく生かされていてハマリ役。モテモテだけど、実はこういうクールな面があるんだろうなぁという感じ。一番最初の物理の実験シーンはとても印象に残った(自分でもやってみたい)。

松雪泰子もハマリ役。フラガールの時といい少し勝気な女性役がぴったり来る。

「愛」がテーマなんだろうけど、それよりも「数学と物理の戦い」の方に目がいってしまった。さりげなくいろんな役者さんが出ているし、俳優さんウォッチングで楽しめた映画だった。

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ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

いい映画を観た。

ブロードウェイで16年ぶりにミュージカル「コーラスライン」が再演することになった。

そのオーディションに挑戦したのはなんと3000人、そして役にありつけるのはたったの19人。有名無名問わず有能なダンサーたちがオーディションに挑む様子をおっかけたドキュメンタリー映画だ。

面白いのは、そもそもコーラスラインはダンサーたちがブロードウェイの舞台目指してオーディションに向かう様子を描いたミュージカル。今度は、それを地で行く様子を映画化しているという点だ。

そしてさらに驚きは、現実のその19人の中に、日本人女性が一人いるという点だ。

アメリカにわたって10年近く、失業保険もきれてまさに「生きるため」に役を勝ち取ったのは、YUKAさんという快活な女性。

言葉の壁を跳ね除けて挑戦する様子には、心が打たれる。

役柄として演じている様子ではなく、生のダンサーたちの姿を追っているところに、観客の心を揺さぶる熱いものが詰まっている。彼らは、オーディションに落ちればまた苦しい生活に舞い戻り、次のオーディションを目指して練習を続けていく。夢を決してあきらめないで。

勝者の喜び、安堵、敗者の悔しさ、そして力強く生きていこうとする精神力、そんな人間の力強さを感じさせてくれる作品でもある。

映画が終わったあと思わず拍手を送りたくなる、そして実際にブロードウェイに足を運んでミュージカルを観たくなる、そんな映画だ。

今までとは違った楽しみ方が出来るようになっていること請け合い。

レイトショーで観たので、1200円。

映画の価値は、まさにプライスレス。

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おくりびと

9月13日にロードショーが始まったばかりの映画「おくりびと」を、珍しく封切1周目に観にいってきた。

聞きなれない職業ではあるけれど、「納棺師」の物語である。

納棺師とは、ご遺体を清め、棺に納める儀式を受けもつ方々のこと。

葬儀社の内製である場合もあるのだろうけれど、本作のようなプロの納棺師もきっといるのだろう。

映画は、花丸5重丸くらいに素晴らしい快作である。

納棺師という種の職業に携わる方々がさらされる偏見、疎遠な目、一方で言葉では語れないほどの使命感や充実感。その両輪を見事に描ききっている。

現実に、こういった職業に縁のある方には、またとない応援歌のような映画だと思う。

日本人のこころに訴えかけるこの作品は、邦画ならではの素晴らしさを凝縮しているともいえる。

劇中、ある登場人物のこんな言葉が印象的だった。

「死というのは門なんですよ」

人は、死という門をくぐって次の世界へ旅立っていくのだという。

門をくぐるときに、メイクさんがいたり、衣装さんがいたり、演出家がいたり、観客がいたりとセットのように仕組まれるけれど、ただの通過点だという考え方だ。

これは宗教や信仰によって考え方がさまざまあるだろうけれど、映画を観ているとこの言葉が身体にすーっと入っていくようだ。

多くの人に観てもらいたいホントにいい映画だった。

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ザ・マジックアワー

三谷幸喜監督の話題作「ザ・マジックアワー」を観てきた。

各種メディアや店舗で大々的なプロモーションをかけているし、笑える映画だということで楽しみにしていた。

その期待を裏切らない、おもしろおかしく人情味あふれたヒューマンコメディで、上映中も客先から笑いが絶えなかったし、終了後もしばし腰をあげるのがもったいないようなホッとした感じがした。


ストーリーについては予備知識ナシで出かけたのだが、「マジックアワー」が何を意味するのか、そしてその「マジックアワー」に寄せるいろんな人の想いが交錯して織りなすストーリー展開にすっかりのめりこんでしまった。


配役がいいと思う。

おもしろい俳優を随所で使っていて、みんないいキャラをしている。

どこまで演技か素なのかがわからないようなオトボケぶりもほほえましい。


気分転換にぜひとも観ておきたい一本である。

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奇跡のシンフォニー

この映画、原作のタイトルは 「 August Rush 」というのだが、邦題ではいきなり「奇跡のシンフォニー」と内容が想像できるとてもわかりやすいものになった。個人的にはあまり賛同できるつけ方ではないけれど・・・


その邦題どおり、バラバラだった親子が最後にはシンフォニーを奏でるように一つになるという筋書きなのだが、この映画の見所はなんといっても「音楽」だ。

父親はバンドマン、母親はチェリスト、そして子供はあふれんばかりの音楽センスを爆発させていく・・と三者三様ではあるけれど、その3つの音楽が一つのシンフォニーに重なり合って聞こえるというのは、うまい演出だなぁと思った。

本物のニューヨークフィルが出演しているのもすごい!


ミュージカルが好きな人にはなじみやすい映画かなと思う。

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西の魔女が死んだ

題名そのままのストーリーが展開される映画なのだけれど、わかりやすいタイトルの映画は奥が深いという法則(勝手にそう思ってる)にはまって、味わい深いいい映画だったと思う。


西の魔女とは、主人公まいのおばあちゃん。イギリス人だ。愛称だけでなく、本物の魔女ということになっている。孫のまいが不登校になったことで、1ヶ月ほどをこの魔女のおばあちゃんと過ごすことになり、そこで魔女修行を始めることに。その1ヶ月間の出来事を軸に、人間の心の機微を描くヒューマンドラマだ。


魔女修行と言っても、魔女の宅急便のようなファンタジーではなく、むしろ人間らしさ、人としてのあり方、生き方を問うもので、セリフの端々に示唆深い言葉が多くでてきて、自省したり心が温かくなったりという真面目な作品である。

おばあちゃんの娘(まいの母)は、仕事に生きるキャリアウーマンで(りょうが演じていてはまり役)、彼女の言動がまたいかにも現代的で祖母やまいにもなじまないのだが、それがスパイスとなってより祖母たちの温かみが強調されるうまい仕掛けになっている。


おばあちゃんの家は、山あいにある奥まったいかにもイギリスらしさを感じさせるところで、周囲の土地も所有しているというある種の理想を描く人にはなんともうらやましい環境。日本にもまだあんなロケが出来るところがあったんだ・・とこの部分でも心温まった。


女性に人気のある映画ということで観客のほとんどが女性。男性は私とおじさん一人の二人だけという、不思議な空間だった。

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最高の人生の見つけ方

いい映画を観た。

評判どおりの素晴らしい作品のわりには、上映終了時期とあって会場はガラガラ。もったいないくらい。


2人のまったく違う人生を歩んできた二人が、死期が近づいたところで偶然に出会い、残りの人生をいかに過ごしていくかを描くヒューマンドラマだ。


ストーリー展開もさることながら、随所に観客にメッセージを送るような意味ありげなシーンが盛り込まれていて、目で観る映画というより心で感じる映画といったほうがいい作品ではないかと思う。たくさんのことを感じ、考えさせられた気がする。


映画中にも出てくるのだが、1000人にアンケートをしたところ、自分が死ぬ時を知りたいか?という質問に、96%の人がNO!と答えるそうだ。この映画の主人公2人は、一人が96%の一人、もう一人が残り4%の一人である。


では自分ではどうだろうか?

今まで真剣に考えたこともないけれど、なんとなく4%に入る気もする。

それまでにやりたいことをやりつくしてしまいたいし、変な後悔もしたくないし。

あまりに快楽主義的、刹那的過ぎるかな??ま、B型だし・・・


棺おけリストというのをご存知だろうか?

自分が死ぬまでにやっておきたいことを書いていくリストのことだ。

これは、いつ書くかによって内容は随分変わってくる。

10代のころでは実現可能か不可能かわからないようなレベルのことに終始するだろうけれど、年老いたころとなっては現実味のある他者を慮った内容になることも多いだろう。


自分が老いを迎えるとき、そのリストの一つ一つを消していけているような、前向きな人生であるために、今の瞬間を大切に生きていきたいと思う。

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隠し砦の3悪人 The Last Princess

コメディタッチでありながらどこかシリアスさも漂わせる娯楽時代映画が、この「隠し砦の3悪人 The Last Princess」だ。

ラストプリンセス役が長澤まさみ、3悪人が阿部寛、松元潤、宮川大輔という配役で、主にこの4人を中心に悪役たちが入り混じって物語は進んでいく。

3悪人といっても、プリンセスを守る護衛のような立場なので、彼らの敵とも立ち向かわないといけないどちらかちいえば「正義の人」のような役回りだ。実際彼らはみな憎めないキャラなのだ。

戦乱の世のつらさ、むごさを嘆き、人を信じることの大切さを説く勧善懲悪のパターンだ。


たまには、あまり深く考えないで観られるこういう娯楽映画も楽しいものだ。

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JUNO/ジュノ

アカデミー賞にノミネートされるほどの高評価を得ている話題の映画「ジュノ」を観てきた。

ジュノとは、主人公でもある16歳の女子高校生の名前なのだが、この子のとても自然なまるで日常から抜け出してきたような演技が印象的だ。

この子に限らず、この映画のテーマ自体が「ナチュラル、ありのまま」であるかのように、おそらく欧米で今ごく当たり前に起こっている出来事をそのまま抜き出して、その中の恋愛、家族愛、友人関係といったエッセンスにスポットをあててまとめた映画といえるだろう。

英語をネイティブ並に話す人なら、会話がまさに今の学校や家庭で使われている言葉遣いそのままであることに親近感を覚えるかもしれない(←週刊STのうけうり)。

16歳の少女が妊娠するというとんでもない出来事を中心に描いているのだが、周囲の受け止め方や物語の進行にあわせて起こる出来事はいかにも欧米的であり、このあたりの日本との文化ギャップも面白い。

恋愛と性体験が必ずしも一致しない、恋愛と友人関係の境界がとてもあいまいというかテキトーという、10代の若者たちのあやふやな感覚をうまく描いている。

日本人の感覚を忘れて観入った方が、一層楽しめる作品だと思う。

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相棒

話題の映画、「相棒」を観にいってきた。

水谷豊が大ブレークで注目を集めているけれど、この映画のヒットは総合力の勝利だと思う。脚本、演出、キャスト全てに秀でていると思う。

路線としては踊る大捜査線に近いけれど、あちらがエンターテイメントに徹しているとすれば、相棒は社会へのメッセージ性に富んだ作品だとも言える。その分だけ奥深さがあるように思う。

踊る大捜査線は子供でも十分に楽しめるけれど、相棒はどちらかというと大人のエンターテイメントだと思う。


犯罪の舞台が、東京マラソンと引っ掛けてあるのも、私にとっては旬な感じがあってよかった。アレだけのエキストラを動員してのロケは、さぞかし大変だったろうなとおもう。

木村佳乃演じる衆院議員も、好感が持ててよかった。

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ハンティング・パーティ

またまた硬派な映画を観てきた。

リチャードギア主演のハンティング・パーティ。

紛争地帯からのレポートを仕事とする男たちの、正義と情熱と使命感にあふれる行動を綴りながら、国際社会の裏側に渦巻く外交という名の泥沼を指弾する社会派の作品である。


舞台は、ボスニアのサラエボ。

民族浄化の名の下に大虐殺が行われた地だ。

その首謀者は、戦争犯罪人として多額の懸賞金までかけられているような男。

その首謀者、彼を追うジャーナリスト3人、そして世界各国の利害が絡み合って、物語は進行していく。


この映画のすごいところは、単なるサスペンスでもアクションでもなく、現実に起こっている出来事に基づいて、民間人を犠牲にしたいかなる策謀が世界に渦巻いてるかを冷静に、公正に観客に伝えようとする検証映画だという点だ。


日本からはとおい異国として名前を知っているくらいの国ボスニアだが、そこで繰り広げられているのは凄惨な虐殺という現実である。

教養を深めるにも、観て損はない作品だと思う。

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チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

「大いなる陰謀」に続く辛口の米武力外交検証映画、といえるかもしれない。

トム・ハンクス、ジュリア・ロバーツという巨匠を配し、ユーモアを交えながらも1980年代に展開された米ソ冷戦の生々しさを追っている。


この物語も「実話」に基づいているというからすごい。

トム・ハンクス演じる「チャーリー」が実在してまだ存命中だというから、事実は小説より奇なりをまさに地で行くような感じだ。


冷戦時代、ソ連がアフガニスタンへ侵攻。

アメリカの出方次第では第3次世界大戦か?と緊張が走る中、秘密裏に事を運びソ連を撤退せしめたのが、チャーリーを含む3名の活躍によるものだという。


この映画の示唆深い点は、単にアメリカがソ連を叩きのめせてよかったね、という戦勝記念映画ではなく、戦争の悲惨さ、そして勝てば全て終わりという独善的な考え方が招く代償の大きさを、観衆に深く考えさせているところだ。


笑いのセンスもさえる作品だが、なんのなんの大変硬派な奥深い映画である。

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大いなる陰謀

アメリカの対テロ戦争の検証とでも言うべき、硬派な映画である。

今日が近所の映画館での上映最終日だったので、駆け込みで観にいってきた。


個人的には、好きな部類に入る映画である。

ネットのレビューをみると、お気に入りの人とダメだしの人の両方がいるのだが、ダメを出す人はどんな秀作にでもいるのであまり気にしすぎないほうがいいかな、というのをこの映画を観て思った。


2001.9.11に起こったテロに始まるこの数年の泥沼の中で、今アメリカに沸き起こっている各分野の声をうまく拾い上げている。アメリカ人ならば、登場人物の誰かが自分たちの声を見事に代弁してくれていると感じることだろう。

誰が代弁しているかは、その人の置かれている立場、考え方によって異なるのだが、この映画ではさまざまな角度からの意見がうまく吸い上げられている。


くしくも、トムクルーズ演じる戦争を主導する立場の上院議員=国家が言っていたのだが、彼らこそが「今、なにをなすべきか」を考えると夜も眠れないという事実が(おそらく現実にも十分に当てはまるだろう)、今のアメリカの混迷振りを如実に物語っていると思う。

また、マスコミは時流に応じて時に権力に与したり、時に批判したりするものだが、こと対テロ戦争の開始ということでは、権力と2人3脚でプロパガンダを張った「共犯」であると指摘している点も鋭い指摘だと思った。


世界情勢に少しでも興味・関心をお持ちの方なら、観ておいて損はない映画である。

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王妃の紋章

中国の後唐時代の宮廷模様を描いた、なんともスケールの大きな映画を観てきた。

中国を描いた映画は数あるけれど、ラストエンペラーしかり、最近では墨攻しかり、圧倒的なスケールを売り物にするものは多い。この作品も、その仲間である。


宮中の絢爛豪華な装飾や、何万人もの人が一糸乱れず動く様子は、観ていて圧巻。

ストーリー自体は平凡なものだったけれど、そこに気づかせないほどの迫力だった。


友人がいつか言っていた言葉。

「映画って、何十億もかけて製作したものを、数千円で見られるのだからホントお得」

確かにその通り。

ちなみに、本日は1300円也。

費用対効果抜群である。

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クロサギ

タイトルに魅かれて観たいなぁと思っていた映画、「クロサギ」を観にいってきた。


詐欺師の世界では、無垢な善人をだましてお金を巻き上げるのを「シロサギ」、色恋仕掛けを使うのを「アカサギ」、そしてそのシロサギ、アカサギをターゲットにするのを「クロサギ」というそうだ。つまり、詐欺師をだます詐欺師なわけで、プロ中のプロである。

といっても、この言葉の定義も映画上の創作なのか、現実にもそうなのかは定かではない。しかし、現実にもいるとしたら、なかなかにタフな人間であることは間違いなさそうだ。


主人公のクロサギは、幼いころシロサギにだまされて家族を失うというつらい経験をもち、そのことが詐欺師ばかりをターゲットにし続けるクロサギとして生きていくトラウマとなっている。これも、現実にあるのであれば、なんとも切ない話ではある。


映画は、大物シロサギに立ち向かうクロサギという図式で進んでいくのだが、軽妙なタッチとシリアスさがほどよくバランスされていて、最後まで楽しんで観ることが出来る。

ラストは、「クロサギ2」を予感させるおまけつき。


詐欺師がクロサギにやられても被害届を出すわけにはいかないし、よく考えると犯罪なんだけど犯罪にはなっていないという面白い状態である。うまいこと考えたものだ。


名前もわからないけれど、脇役で登場した心臓病を患う少女役の子の演技が素晴らしかった。将来期待大である。

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バンテージ・ポイント

いやぁ、どきどきしたぁ。

ホント、手に汗にぎる映画で、久しぶりにサスペンスアクションを劇場で観る醍醐味を味わった気がする。


アメリカ大統領が狙撃されるという大事件を、その事件に関係した8人の視点からそれぞれ振り返るという手法で、話が進められていく斬新な構成。

狙撃の瞬間、その後の大爆発、少女の危機一髪といったインパクトのある場面が繰りかえり登場し、その度にハラハラドキドキさせられる。


手の込んだ暗殺犯たちの計画にも舌を巻くし、アクションにつき物のカーチェイス、ド派手な爆発、そして胸をなでおろすラストという、サスペンス・アクションに必要なものは全部盛り込まれている。


構成の緻密さが、主役を際立たせるというよりも8人それぞれが主役のような印象を与え、その度に観客を謎解きの迷路に誘い込んでいるようだ。


90分という他よりもコンパクトな映画だし、面白い挑戦だとも思うので、是非映画館でどうぞ。

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銀色のシーズン

随分昔の「私をスキーにつれてって」をほうふつとさせるような、スキーの楽しさを存分に味わえる楽しい映画だ。

挫折した元エーススキーヤー、恋人の幻影にとらわれ続ける婚約者、彼らを取り巻くスキー場を武器にするしかない寂しい村の面々、みんな味のある登場人物ばかりだ。

笑いあり、涙あり、あこがれありのスキーに行きたくなる度間違いなくアップの、エンターテイメント映画。


ストーリーも面白いのだが、なんといっても圧巻はヘリスキー。

私も一度は挑戦してみたいと思うのだが、圧倒的なパウダースノーの海に飛び込んでいくような、スキーヤーならば誰しもあこがれる場面だ。

滑るというよりは落ちるに近いような山肌をガンガンせめていく様子は、すごく気持ちよさそう!!


あー、スキーに行きたくなってきた!

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バルトの楽園

Sym9

映画館で見るのを逃していた「バルトの楽園」を、DVDでようやく観ることが出来た。「楽園」は「がくえん」と読む。

テーマは、ベートーベン第九交響曲の日本初演のエピソードである。

今でこそ、日本人には超メジャーなベートーベンの第九。私も大好きである。では、この第九がいつから日本で演奏されるようになったのか、その第九初演にまつわるエピソードを丁寧に追っている。

時は、第1次世界大戦。

日本は、中国の青島(チンタオ)でドイツ軍と戦っていた。

圧倒的な数を背景に勝利した日本軍は、降伏したドイツ軍4千数百名を捕虜とする。その捕虜たちは全員日本に連行され、各地の収容所に振り分けられるが、その捕虜収容所の一つが、徳島県鳴門市にあった「板東俘虜収容所」であった。主演の松平健はその収容所長役である。

ドイツ敗戦という幕で戦争が終結し、捕虜たちも本国へ送還されるときが来た。

その折に、捕虜のドイツ兵たちが、「歓びの歌」である第九を、所長をはじめとする収容所のスタッフたち、地域のみんなに対して演奏しようと計画し実現したのが、第九の初演である。

このときの第九にはいろんな人のいろんな思いが込められている。

第九には、こんな背景があったんだと勉強になるし、これからは今までとはまた違った気持ちで、より深く楽しみながら聞くことができそうだ。

映画の出来事態は、ちょっと演出で??なところもあったけれど、まぁまぁと流すこととして、ドイツ語をペラペラ話した日本人出演者たちと、日本語をペラペラ話したドイツ人出演者たちと、混声4部(ソプラノ、アルト、テノール、バリトン)の第九の合唱を男声4部に書き換えた当時の捕虜たち(捕虜には女性はいないので)の力量には、大いに拍手をおくりたい。

頭の中で、まだ第九が続いているようだ。

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スマイル ☆聖夜の奇跡☆

15日から公開されている「スマイル ☆聖夜の奇跡☆」。

普段月曜日はスポーツクラブへ行くのだが、日曜からなぜか腰を痛めていて今日は断念。そのかわりに予告編をみて興味をそそられていたこの作品を観にいってきた。しかも月曜はメンズデーで1000円!


陣内孝則監督による極上エンターテイメントだ。

観客の感想にもあったのだが、「スポ根でもなく子供向けでもない」大人のエンターテイメントだと思う。


北海道の弱小アイスホッケーチームを、なんの経験もない一小学校教師が全道大会優勝まで導くという実話に基づいている。


笑いあり、涙あり、森公美子のソプラノあり、あわい青春あり、美少女ありと、とても楽しめる作品に仕上がっている。以前見たおなじ極上エンターテイメントの「キサラギ」に通じるものがあって、客席にも笑いがあふれている。


北海道の極寒のアリーナで2000名を超えるエキストラを動員して撮影したそうで、その迫力もどしんと伝わってくる。

一緒になって、劇中テーマ曲の「ラパパッパー♪」を口ずさみたくなってくる(観てないとさっぱりわかんないね・・)。


今年のクリスマス、ボクのところにも奇跡が起きてくれないかなぁ。

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マリと子犬の物語

2004年10月に起こったマグニチュード6.8の新潟県中越地震。

旧山古志村(現・長岡市)は特に被害が大きく、完全に陸の孤島と化し、全村非難という異常事態に陥った。

そんな大自然災害の悪夢に巻き込まれながらも、奇跡的に生き延びた「マリと子犬」たちの物語である。ちなみにマリとは母犬の名前。


実話に基づいているだけに胸に迫るものがある。

一番感じたのは地震の恐ろしさ。

たぶん、阪神淡路大震災を経験された方は直視できない映像だと思う。

人はこうやって突然の地震に見舞われ、こうやって命を落としていくんだろうという薄ら寒さを覚えるほどの出来栄えだ。宇津井健の演技も素晴らしい。


マリのおかげで命を救われた人がいる一方で、そのマリを置き去りにして避難せざるを得ない危機的な状況。どうか生き延びていてくれますように、1日でも早く村へ戻ってマリを探すことが出来ますように・・そんな想いが交錯していく。


この映画の素晴らしさは、キャスト&演技だ。

子役の2人が素晴らしいし、大人たちの演技も光っている。

そしてなによりすごいのは、犬たち。

柴犬に演技させるのはとても難しいそうで、自然な絵をどれだけうまく撮れるかが勝負らしいのだが、見事に撮り切ったクルーたちに拍手である。


地震という自然災害のすさまじさ、おそろしさ

これが大都市で起こったらとおもう空恐ろしさ

犬たちの本能とでも言うべき行動力、忠誠心

子供たちの純粋な心

ボランティアや支援隊が支えてくれるありがたさ

こういったものをしみじみ感じさせる、ハートフルな素晴らしい映画である。

号泣しすぎて頭が痛い・・・


山古志村の震災からの復興をテーマにしたドキュメンタリー映画が現在撮影中だそうだ。今回の映画ではほとんど触れられていなかった被災者支援の在り方や課題なんかにもおそらくスポットが当てられることだろう。

自然災害の多い日本列島であるし、学ぶべき教訓も多いはずだ。

被災した皆さんに心からお見舞い申し上げたい。

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クワイエットルームにようこそ

この映画、面白い。

内田有紀演じる超多忙な若手作家が、現実逃避のために大量に飲んだ睡眠薬とアルコールにより生死の境をさまよい、そのまま精神科の閉鎖病棟へ強制入院させられる。

そこでの人間ドラマを、コミカルにそれでいて実は社会の縮図を暗示するかのようにするどく描く。


キャストも個性派ぞろい。

宮藤官九郎、蒼井優、りょう、妻夫木聡、大竹しのぶたちが、地でやってるのか演技なのか?と疑いたくなる場面が多々あり、親しみやすい映画でもある。


今の時代に生きる人間としての心構えみたいなものを、監督は伝えたかったのかなと思う。

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象の背中

秋元康原作の小説を、役所広司主演で映画化した作品。

癌に冒され余命半年と宣告された主人公の、「死を迎えるまでは生きていたい」という思いを貫く様を追っていく、ヒューマンドラマである。


自分だったらどうだろうなぁと考えずにはいられなくなるストーリーだ。

癌を受け入れて延命治療も望まないのか。

それでも治療にこだわるのか。

残された時間をどう過ごすのか。

ホスピスをどう考えるのか。

こういったテーマに一石を投じる作品なのかなと思う。


この映画、ネット上では賛否両論である。

肯定的な意見の持ち主は、おおむね上のような「映画のテーマ」についてなにか感じるところがあった人。

否定的な人は、美化された薄っぺらい設定、家族や愛人やみんなひっくるめた都合のいい愛を求めている主人公に我慢ならない、という設定の悪さが理由のようだ。

しかし、どちらの意見の人も共通して言っているのは、役所広司の演技のうまさ。

彼は、最近かなりいろんな場面で出てきているように思うのだが、それも演技力を買われてのことかもしれない。


おまけだが、井川遥の美しさにクラッときそうになった。いいなぁ、あの人。

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未来予想図

私の通っているコナミスポーツクラブも協賛しているこの映画。

コナミに行くたびに、ロビーで「未来予想図Ⅱ」がかかっているので、そろそろ観にいこうかと思い足を運んでみた。


最初のうちは、ベタな恋愛もの??とややテンションが下がっていたのだが、終わってみれば思いのほかうまく出来ている。ハッピーエンドで終わるのも心が温まっていい。


主演の二人(松下奈緒と竹財輝之助)は、半分素人さを感じさせるフレッシュな演技だったのだが、脇役の松坂慶子、原田泰造、石黒賢らがいい演技を見せていた。

松下奈緒の母親役の松坂慶子の言葉に含蓄のあるものが多く、そのまま自分の人生にも当てはめて生かしたいなぁと思わせるものだった。


遠距離恋愛をしているカップル、仕事に生きる生活を送っているカップルには、いい刺激になる映画である。

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予告編で泣ける映画

ここ最近、続けて何本か映画を観てきた。

本編の始まる前の予告編は、以前は邪魔者扱いしてきたが、最近ではとても楽しみ。

この予告編を観て、次に観る作品を決めることも多い。


最近観た予告編で、わずか30秒ほどの間ではあるが、グッと涙を誘う出来栄えのが2本もあった。


一つは、「象の背中」。

役所広司主演で、余命わずかと診断された男がお世話になった人々を順に回って、記憶に焼き付けようとしていく姿を追っている。

タイトルの象の背中とはいったいなんなのかは、観てのお楽しみということだろうか。


もう一つは、「マリと子犬の物語」。

新潟中越地震で大きな被害を被った山古志村での実話に基づいている。

タイトルからも想像できるように、少女の子犬の奇跡の物語で、涙なしでは観れなさそうだ。


どちらの作品もこの冬公開予定。

この冬の見納めとなるだろうか。

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幸せのレシピ

観たかった映画第2弾。

おもな登場人物は3人。

ケイト:完璧主義の凄腕シェフ

ニック:ケイトの対極をいくような陽気な性格のこちらも凄腕シェフ

ゾーイ:ケイトの妹にあたる母を事故で亡くした遺児

この3人の織りなすヒューマンドラマである。


家族愛、人間愛、男女の恋愛という3つの愛がテーマといえる。

完璧主義のケイトが、陽気なニック、純粋なゾーイから刺激をもらって、少しずつ変わっていく様子をうまく描いている。


自分の大好きな人がそばにいればすぐに抱きつきたくなるような、遠くにいれば逢いたくてたまらなくなるような、そしてイタリアオペラが歌いたくなるような、そんな作品だ。


おまけの感想だが、やっぱり料理って芸術なんだと思った。

感性とかセンスとかが柔軟で自由な発想ができる人が、きっと料理も上手なんだろうか。

私はそういうセンスはゼロなので、もっぱら食べる役がいいなぁ。

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Life 天国で君に逢えたら

以前読んだ本の映画化で、観たいなぁと思っていた作品をようやく観にいってきた。


長い下積み生活を経てようやく登りつめたプロウインドサーファーの世界。

その主人公をガンが襲う。

太く短い人生を駆け抜けた彼と家族たちの絆を描く、実話に基づいた物語だ。


特に印象に残ったのは、お姉ちゃんのこなつ。

小学校高学年という多感な時期に、ウインドサーフィンで活躍する父が家をあけることが多くなり寂しさから閉じもこもっていく様子や、父の病気を知り病が進行していくに従いさらに複雑な気持ちになっていく様子を熱演していた。

それに、ハワイの美しさ。

ハワイ生活にあこがれる人には、特に印象深い映像だと思う。


本編終了後の映像で、本人たちの実映像が映し出されるのがまた心に響いた。


逆らえない運命を知ったときにどう残された時間を生き抜くのか、そんな難しいテーマを考えさせられる作品だった。

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特攻

ずーっと観たいみたいと思っていた映画を、ようやく観ることができた。

タイトルそのままに、太平洋戦争末期に日本軍が行った無謀な作戦のことだ。

しかし、今までの戦争映画とは大きく趣がことなる。


監督でプロデューサーもつとめるのは、リサ・モリモトという日系アメリカ人。

叔父が元特攻隊員だったことを知った彼女が、元特攻隊員たちへのインタビューを通して「特攻隊」の姿を浮き上がらせていくドキュメンタリー映画である。


全員亡くなっていると思っていた特攻隊にも、生存者がいるという事実。

そして彼らは一様に自分が特攻隊員だったことを語ろうとしてこなかったこと。

そんな彼らの胸中、心境を、日系アメリカ人という微妙に距離をとることができる人物がうまくインタビューして、この作品でまとめることができたのだと思う。


4人の生存者が語る特攻隊員の姿とは、ごくごく身近に彼らの様子を感じることができるほど普通の人々である。そんな彼らがどのようにして特攻して行ったかを、正確に伝えてくれている。


「歴史に学ぶ」とはよく言ったものだ。

トップが誤った道へ進んだために崩壊してしまった国を、最前線の元兵士たちがその様子を語ることで、いかに落ちるべくして落ちていってしまったかが推察できる。

これは、そのまま現代の企業にも当てはまる。

トップのおかしな行動が、大企業をも消滅の道へと向かわせる。その様子を現場の社員が語っているような感覚を抱かずにはいられなかった。


不幸なのは、国民であり、現場の社員である。

当時の国民には国を選ぶ余地がなかったが、幸いにも現代の働き人には選ぶ権利がある。

自分の身を守るためにも、正しい道へしっかり進んでいるのか、よく観察して注意を払っていかないと、最後のしわ寄せが自分に降りかかってくる。


企業人にも大いに参考になる映画だが、それよりまず、中学や高校で必須で見せるべき映画だと思う。gooの映画評価で 94点 という化け物みたいな点数を取っているのも、多くの人の共感を呼んだからだと思う。

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未来予想図

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ドリカムの同名曲の映画化されたものが、6日から全国で公開される。

試写会の評判は上々のようで、楽しみな作品だ。


ドリカムの未来予想図といえば、とくに「未来予想図Ⅱ」は、今でもカラオケでかなり歌われているだろうし、これからもずっと残っていく名曲といえるかもしれない。


映画界では、話題性のある小説の発掘を長らく一生懸命やってきた。

作者に話をつけて映画化の権利を獲得するのである。

邦画の場合、ちょっと思い出しても、小説が映画化されたものがなんと多いことか!


その小説がネタ切れになってきて、今度は「歌」なのだという。

個性のある詩で、人々の共感を呼びそうなものを見つけては、映画化を画策するらしい。

この作品もそうした流れの中で生まれたものだろう。


こんなふうに書くと、とても商魂丸出しのようで興ざめしてしまうが、映画のほうはドリカムの歌という枠から抜けだしたようないい作品に仕上がっているとのこと。

邦画のレベルアップはとてもよいこと。

楽しみにして観にいきたい。

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オーシャンズ13

久しぶりに映画を観に出かけた。

今年、アメリカで製作された映画で、2001年のオーシャンズ11からの3作目となる。

オーシャンズ11は見ていないのだが、オーシャンズ12をビデオで見た。

そのオーシャンズ12はイマイチストーリーがつかめず??な映画だったが、それに比べるとオーシャンズ13はわかりやすい。

わかりやすいどころか、アメリカ映画を地で行く展開で、だれもが納得のパターンに落ち着くといったところか。ド派手な展開、セクシー美女、かっこいい2枚目、おとぼけ個性派、憎らしい敵役、といった要素がバッチリ揃っている。


秋の夜長にというよりは、暑い夏の夜にビール片手に気楽に楽しむ映画である。

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キサラギ

この夏の笑いあり涙ありの楽しめる映画の一押しが、「キサラギ」だ。

なにかスカッとする映画を観たいなぁと思っていて、探した末に選んだのだが、期待通りの面白い作品だった。


レアなアイドル如月ミキが自殺して1年、彼女の熱烈なファンの5人が1周忌に集い、彼女の思い出話に花を咲かせるオフ会が舞台。

このファン5人のキャスティングがいけている。

終わってみれば、5人がそれぞれにいい味出してたなぁと感心させられる。


追悼会のはずが、話はなぜ彼女が自殺したかという謎解きに変わっていき、この5人が彼女との接点の中でそれぞれ重要な役割を担っていたことが明らかになっていく。

そして、彼らがたどり着いた結論は・・・


脚本の妙、演出の妙にひきつけられる映画だ。

何気ない出来事が、最後にはすべて結びついていく様子は、本格ミステリー顔負け。映画のほとんどは、この5人のやり取りを映し出すというまるで舞台演劇のような構成。そして飽きさせない演技。


夏の娯楽にはぴったりの楽しめる映画である。

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ダイハード4.0

今日は1日もやもやしたすっきりしない気分で、仕事も全然気乗りせずだらだら過ごしてしまった・・・

こんなバイオリズムの低いときには、スカッと気分が晴れそうな映画を観よう!と思い立って、ダイハード4.0をレイトショーで観てきた。


噂どおりのジェットコースター映画で、スカッとするよりは逆にため息でそうなほどのアクションの連続に、やや食傷気味かも・・・

いや、ほんとこの映画はすごい。

多分、今までのどのダイハードよりも派手だ。その派手さのためには「ちょっとそれどうなの??」という苦しい部分はご愛嬌。

ブルースウイルスの年齢を感じさせない動きには驚かされるし、女性陣もみな美しく、そして強い。

そう、まさに「強い」映画なのだ。


アクションに飢えている方々には、これほどぴったり来る映画もないだろう。

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THE有頂天ホテル

昨年劇場公開されて人気を博した映画「THE有頂天ホテル」をビデオで観た。

三谷幸喜の監督3作目となる、その名の通りホテルを舞台にしたコメディだ。

キャッチコピーは「最悪の大晦日に起きた最高の奇跡」。

大晦日の晩のわずか2時間のうちに起こるさまざまなとんでもないドラマが、やがて一本の糸となり最後は心和ませてくれる。

豪華なキャストにも目を見張る。

役所広司、松たか子、香取慎吾、伊藤四郎、佐藤浩市、篠原涼子、津川雅彦、西田敏行、唐沢寿明、YOU・・・とそうそうたる顔ぶれが揃っている。

脚本の妙、キャストのはまり具合があいまって、楽しいエンターテイメントに仕上がっている。

ホテル業界に縁のある立場から見ると、また違った面白みがでてくる。

「それはありえないでしょー」というところもご愛嬌となるし、「わかるわかる」とうなずきたくなるところも。

ホテルで働いている友人・知人が多いせいか、妙に感情移入してしまったようで、人一倍楽しめたのかもしれない。

なかでも、戸田恵子演じるアシスタントマネージャーは私のお気に入り。

仕事が出来てユーモアもあり優しい女性とくれば、ぜひとも一緒に仕事をしてみたいと思う。自分がホテルを経営する立場だったら、まず引き抜いてきたいような人材なのだ。鶴田真由ファンの私のお気に入り二人目となりました!

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長い散歩

本年最初の映画ネタ。

緒形拳主演の社会派ムービーである。

自ら仕事人間として家庭に犠牲をしいてきた緒形拳演じる元校長先生が、引退後に一人になって直面するものは・・・

崩壊した家庭、児童虐待、ゆがんだ社会・・・

そこで苦しむ一人の少女を救い出そうとして彼がとった行動は・・・

観終わった後にうならされる作品である。

出演者の演技力の高さといったら、本当にすばらしい。

元校長先生の緒形拳、自らも親の愛情を受けずに育ち子供にも同じようにしか接することの出来ない女性を演じる高岡早紀、虐待から救ってくれた元校長先生にだんだんと心を開いていく子役杉浦花菜、などなど。

中でも、6才で天才的な演技を見せた杉浦花菜には言葉がない。末恐ろしい存在だ。

うならされるのは演技力の高さだけではない。

この映画が訴えるメッセージが、あまりにするどく現在の社会に警鐘を鳴らしているからだ。

親とは思えないような親、自分の存在意義を見出せない青年、仕事のためにはなにもかも犠牲に出来る男、そして虐待を受ける子供。

どうしたら一人でも多くの人が幸福な人生を送れるかを考えさせられる、とても意義のある映画だったと思う。

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2006年 映画総括

今年は、個人的には「邦画の年」だったように思う。

もともと特に邦画が好きというわけではないが、観たいなぁと思わせる映画の中に邦画が多かった。

これ観たい!と思うきっかけは予告編であったり、友人からの評判であったりするわけだが、実際観た感想でいくと、ヤフーやgoo の映画コーナーで8割以上の評価があるものは、そのまま私の中でも高評価につながっている。私も、ずいぶんと標準的な人間、ということだろうか・・・

特筆すべき作品は・・

フラガール

手紙

硫黄島からの手紙

といったところか。

中でも、フラガールは自分のサイトポリシーやレジャー産業という私の経歴とも重なる部分もあって、思い出深い作品だった。

映画は、普段の生活では見過ごされがちな人間の価値観の再発見や、感受性を育むのにとても影響を与えてくれると思う。

来年も、今年同様、素晴らしい映画との出会いを期待していたい。

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硫黄島からの手紙

「父親たちの星条旗」に続く第2弾でもある、「硫黄島からの手紙」を観にいってきた。

この2作とも、監督はクリント・イーストウッドなのだが、特に日本側の視点に立って描かれたというこの「硫黄島~」は、外国人監督の手によるものとは到底思えないできばえだった。

日本人以上に日本人の心を見事に描ききっている